紅茶の種類「ダージリン」


ダージリンは世界三大銘茶の一つとして多くの人に愛飲されています。

今回はそんなダージリンについてあらゆる角度から解説していきたいと思います。この解説を通してよりダージリンを飲もうと思えたり、飲んだことがないけどダージリンを飲んでみようと思って頂けたら幸いです。

目次

  1. ダージリン紅茶の基本情報
  2. ダージリン紅茶の特徴
  3. ダージリン紅茶の効能
  4. ダージリン紅茶の味
  5. ダージリン紅茶の茶葉の特徴
  6. ダージリン紅茶のおすすめの飲み方
  7. ダージリン紅茶のおいしい入れ方

1.ダージリン紅茶の基本情報

ダージリンはインド北部の高産地で採ることのできる世界三大銘茶の一つとして、多くの人に愛飲されており、日本においても多く飲まれています。
世界三大銘茶とはダージリンの他にウバや、キームンといわれるものがあります。

ダージリンはインドのダージリン地方で作られた紅茶で、東ヒマラヤ山麓の標高300〜2200mほどの山の斜面に植えられています。高原地帯で栽培されているため、朝夕と日中の気温の差が大きく、霧などの気象現象も起きます。さらにヒマラヤからの冷風が吹き込んでより厳しい環境下になります。ですが、ダージリンはこの厳しい独特の環境下によって美味しさが出てくるのです。

真冬を除き、ダージリンはほぼ一年中採取され、その季節により、紅茶にした際の特徴が変化するのが興味深いところといえます。 ダージリンにはクオリティーシーズンという旬の時期が存在し、その時期に採取されたダージリンは質がいいために高い人気があります。このダージリンのクオリティーシーズンは春、夏、秋と年に3回あります。

2.ダージリン紅茶の特徴

ダージリン紅茶の最大の特徴はやはり採取する時期により風味や香りが変わるということでしょう。時期による違いについては後に詳細を述べていきますが、おおまかに春、夏、秋と年に三回の収穫時期があります。 そしてダージリンはインドで生産されますが茶樹は中国種であり、製法はオーソドックスのものが多いです。

3.ダージリン紅茶の効能

ダージリンには美味しさのみならず体にいいとされる効能もあります。 ダージリンにはポリフェノールの一種であるタンニンが豊富に含まれており、タンニンは肌にメラニンが増殖したり沈着したりすることを抑える効果があります。

そのため、女性の悩みで多いとされるシミやくすみを防止できる効果を期待できます。 タンニンはタンパク質と結合しタンパク質を変性させます。

この働きにより毛穴や皮脂腺を引き締める効果を生じさせ、毛穴が目立ちにくくなり、肌の脂っぽさも軽減することが期待できます。

4.ダージリン紅茶の味

ダージリンには一年間の間に三回ものクオリティーシーズンが存在します。この収穫時期によってそれぞれ異なる味わいが堪能できます。そのクオリティーシーズンについて少し掘り下げていきます。

・ファーストフラッシュ(春摘み)

ファーストフラッシュは3月から4月頃にかけて摘まれてできる紅茶のことをいいます。春の雨季を経験後茶樹が柔らかな新芽に覆われて芽吹きます。この時期に採取される茶葉は収穫量が少ないため、高値で売り出されます。茶葉の見た目は浅緑のような感じで、水色はオレンジ色を彩ります。

爽やかで若々しい風味とほどよい渋みが特徴の味です。力のある香味が味を引き立てることで一層美味しく飲めます。ストレートティーで味わうのがおすすめです。

・セカンドフラッシュ(夏摘み)

次にセカンドフラッシュは5月から6月頃にかけて摘まれてできる紅茶のことをいいます。葉がファーストフラッシュよりも成熟することから、全体のバランスが充実し、味やコク、そして香りの完成度が高いです。そのため最高級品として売り出されています。 加工されると見た目は茶褐色になり、水色はやや濃いめのオレンジ色を彩ります。 マスカットのようなフルーティーな味わいと華やかな香り、そして渋みのあるコクが特徴です。こちらもストレートティーによりダージリン独特の香りを楽しむのがおすすめです。

・オータムナル(秋摘み)

最後にオータムナルは10月から11月頃にかけて摘まれてできる紅茶のことをいいます。雨季が過ぎ去ったあとの乾燥期を経験するため茶葉自体が厚くしっかりとしています。葉の成熟度合が進んでいるため、渋みや苦みが増しています。 見た目は濃い茶色で水色は赤みをおびたオレンジ色を彩ります。

一般的にミルクティーにして飲むことが定番の飲み方とされています。

5.ダージリン紅茶の茶葉の特徴

ダージリンの茶葉はインド北東部に位置するダージリン地方で採取される紅茶であり、通称「紅茶のシャンパン」と言われる紅茶の中でも代表格になります。

世界中に出回っている紅茶市場においては、約2%ほどがダージリンといわれるほどの定番中の定番といえる紅茶茶葉です。 紅茶茶葉の中では高級品種として取り扱いがなされています。

6.ダージリン紅茶のおすすめの飲み方

ダージリンには色々な飲み方がありますが、その特有の香りを楽しめるストレートで飲むのがおすすめです。 また、水に一晩漬ける水出しという飲み方もあります。これはファーストフラッシュでおすすめできる飲み方で爽やかな渋みと若葉ならではの甘みを活かした飲み方です。水出しに似ていますが氷出しもおすすめです。 そして最後にミルクティーで飲むという方法を紹介します。主にイギリスで主流とされる飲み方で、オータムルで飲むのが一般的です。秋摘みのダージリンは渋みがあり、味が濃いためミルクとの相性もいいです。

7.ダージリン紅茶のおいしい入れ方

ダージリンの美味しい入れ方はリーフティーやティーバッグ、アイスティーなどによって変わります。 リーフティーで作る際のポイントはティースプーンを同じものを一本決めておけば好みの量を把握できて味が安定してきます。沸騰をしっかりとさせたお湯を用い、蓋つきのティーポットで茶葉をジャンピングさせます。

紅茶は最後の一滴がゴールデンドロップと呼ばれる最も美味しいところといわれています。ですので、最後の一滴まで注ぎきりましょう。 次にティーバッグの際のポイントですが、蓋をしてしっかりと蒸らすことが一番の重要なことですティーバッグを入れる際はカップの縁からすべらすように静かに入れましょう。

ティーバッグを取り出す際に絞ると苦みとえぐみが抜けるので、引き上げる際は静かに引き上げて下さい。 最後にアイスティーの場合のポイントはまずティーポットで2倍の濃さのホットティーから作ります。

2倍の濃さとは、茶葉の量はホットティーの時と同じで、お湯の量を半分にするという意味です。蒸らす時間はホットティーよりも少なく一分半から二分を目安にします。

そして氷に当て急冷することにより、香りが逃げることを防いで透明感のある仕上がりになります。
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