紅茶の種類「アールグレイ」



紅茶の中でもアールグレイの愛飲家は非常に多いです。 柑橘系フレーバーでアイスティーにすると飲みやすいうえに美味しいアールグレイティー 実は紅茶の種類ではなく、フレーバーティーの名称なのです。
人気があるアールグレイについて今回はご紹介します。

目次

  1. アールグレイとは?
  2. アールグレイの基礎知識
  3. アールグレイの特徴
  4. アールグレイの名称の由来
  5. アールグレイの味
  6. アールグレイの茶葉の種類
  7. アールグレイのおすすめの飲み方

1,アールグレイとは?


「アールグレイ」と聞くと馴染みがあるようで、実はあんまり知らないのがアールグレイでして、紅茶の茶葉かと思ってしまうのですが、実はフレーバーティーの一種であり、茶葉の種類の名称ではないのです。

よく聞く茶葉は「ダージリン」などが多いと思うのですが、紅茶の茶葉の種類ではなく、どちらかというと、ピーチティー、アップルティーのフレーバーティーの同列です。 アールグレイは分かりやすく言うとベルガモット(柑橘類)のフレーバー紅茶なのです。 ここからがポイントで、ダージリン茶葉にベルガモットのフレーバーをつけたダージリンベースのアールグレイやキームン茶葉にベルガモットのフレーバーをつけたキームンベースのアールグレイがあります。

1−1 ベルガモット ベルガモットとはミカン科の柑橘類で、マンダリンオレンジとビターオレンジの交雑種です。


主産地はイタリアのカラブリア州です。そのほかにコートジボワールのサッサンドラ地方でも栽培が行われています。 ベルガモットは非常に苦味が強いために生食には向かないです。

香りが芳醇で爽やかさがあるので香料として重宝されます。シトラスの香料の原料に使われるのもベルガモットです。 主な用途は香料として使われますし、代表的なフレーバーティーの1つであるアールグレイはベルガモットの精油で紅茶を着香することで作られます。

2.アールグレイの基礎知識

先述した通りですが、アールグレイは茶葉の種類ではないです。茶葉みたいに産地が決まっている
ダージリンやアッサムと違い、香り付けしたフレーバーティーの一種になります。 ベルガモットで香り付けした紅茶がアールグレイになります。

茶葉の種類は関係ないというより、茶葉の中にはダージリンの商品があるのです。 アールグレイにベルガモットの香りをつける方法として、主に2パターンがあります。 1つめとしてベルガモットの精油を添加することで、紅茶にベルガモットの香りをつける方法と乾燥したベルガモットを混ぜ込む方法の2種類です。

紅茶にベルガモットの香りを添加している分、通常の紅茶と比べると爽やかな柑橘系の匂いがあるので、すっきりした味わいを与えてくれます。

独特の香りからアールグレイの茶葉はお菓子の材料にも多く使われますので、香りを楽しむには絶好の紅茶です。

3.アールグレイの特徴


おそらくフレーバーティーの中でも一番有名なのはアールグレイじゃないでしょうか。あまりにも有名なのでそれを茶葉として勘違いする人がいるほどです。

フレーバーティーとは人工的に茶葉に香りをつけたもので、アールグレイの茶葉にはベルガモット(柑橘類)のフレーバーが着香されています。 例えば、ダージリンベースの茶葉にベルガモットを着香したものあれば、キームン茶葉、ディンブラ茶に着香したベルガモットフレーバーティなどがあるわけです。

組み合わせも色々あるので香りも味も全然違ってくるのです。 しかし茶葉ではなくても、アールグレイのフレーバーが好きな人は世界中にいますし、ベルガモッオの香りは紅茶味として使われるほど認識も高まってきているのです。

4.アールグレイの名称の由来


アールグレイの名前はイギリスの元首相「グレイ伯爵」に由来しています。

Earl (アール) =伯爵   Grey (グレイ) =名前 1

830年代にイギリスの首相を務めたグレイ伯爵は、中国の龍眼の木材で焙煎された紅茶をとても気に入り、イギリスで国内でもこれを楽しめないかと思い、同じようなものを作れないかとイギルシ国内の紅茶企業(ジャクソン社)に依頼したほどお気に召しました。 これがきっかけでアールグレイが誕生しました。

龍眼自体はイギリスやヨーロッパにはない果物でしたので、代わりに使用されたのがベルガモットであり、そこから紅茶が作られました。 そしてジャクソン社はそのベルガモットフレーバーの紅茶を「アールグレイ」と名付けて発売しました。

当然、非常においしいので、ヒット商品として、他の紅茶企業もこぞってベルガモットフレーバーの紅茶を作り、多くの紅茶企業が名前をそのまま「アールグレイ」にした事からベルガモットフレーバー紅茶は「アールグレイ」として知られるようになりました。

5.アールグレイの味

アールグレイは商品によって味が異なってきます。
アールグレイの最大の特徴であるベルガモットの香りが感じられる個性的な味わいがあります。 紅茶愛好家であれば香りを嗅げばすぐにでもアールグレイとわかるぐらいハッキリとした香りがします。
とはいえ、全ての商品が同じ香りで同じ味ではないです。

というのもメーカーによって大きく違いますし、種類、風味も微妙に異なるので、茶葉とベルガモットの組み合わせによって、味には大きな差がそこで出ます。複数の茶葉をブレンドしたものがスタンダードにはなるのですが、茶葉にこだわった商品もたくさんあるのでそこに注目するのも良いでしょう。

アールグレイはベルガモットの香りが魅力です。 ベルガモットはミカン科に属する柑橘系の植物です。苦味が強いので、食用として使うのは難しく、アロマなどの香料として広く利用されています。オレンジやレモンと比べると落ち着いた香りですので香料もそうですがやはり紅茶の茶葉と混ざりあって特有の匂いになるのです。 香り付けの時に使うベルガモットの量や種類はそれぞれ違って香りの強さは商品によっても違ってきます。クセがある香りですので、初めての方はやはり香りが弱いのから選ぶと良いのではないでしょうか。

6.アールグレイ茶葉の種類

アールグレイの原料となる茶葉は、中国産の紅茶が始まりという事もあって中国の紅茶「キーモン」がよく使われていたそうです。 現在は、アールグレイを取り扱う紅茶企業はさまざまな茶葉を使用しています。

原料となる茶葉によってアールグレイの味や香りは異なってきますし、ダージリンベースのもあればセイロンベースの茶葉があるので自分好みを探すのがベストです。 よく見かけるのはセイロンティーがベースとなっているアーグレイではないでしょうか、値段もリーズナブルで楽しむにはお手頃というのもあると思います。

それと「キーモン」と比べるとセイロンティーの方が、クセが強くないので、ベルガモットの風味を感じられてスッキリとした味わいがあります。

7.アールグレイのおいしい飲み方

アールグレイは柑橘系の爽やかな香りが味わえるのでやはり暑い日のアイスティーにちょうどいいのではないでしょうか。 カフェなどでアイスティーを頼むとアールグレイのアイスティーが出てくる事が多いのもアールグレイがアイスティーに向いているからだと思います。

セイロンティーがベースとなっているアールグレイは、アイスティーとして飲みやすいと思います。 ミルクティーで飲んでも美味しいアーグレイ アールグレイの万能さは、アイスティーだけでなくミルクティーとして飲んでも美味しくいただけるフレーバーティーなのです。

「キームン」をベースにしているアールグレイはミルクティーにすると香りとまろやかさを味わえて非常に美味しいと思います。 紅茶味のクッキーやケーキにはアールグレイが使われる事が多く、ベルガモットの香りはお砂糖との相性がよく、クッキー、ケーキに合うので是非一緒に楽しんでいただければと思います。
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