ダージリンはインド北東部、西ベンガル州北部にある地名が由来で、その産地で生産された紅茶の総称でもあります。

ヒマラヤ山脈低部のシワリク丘陵にあるダージリンで育った茶葉は、特有の栽培品種と独自の発酵技術によって、世界に最高級だと認められています。
ダージリンで紅茶が栽培されるようになったのは、イギリスの植民地だった歴史が背景にあります。

栽培が本格的になったのは19世紀中頃のことで、イギリスによる開発と、チャノキの中国からの移入が切っ掛けとなっています。
水色は薄いもののやや赤いオレンジ色で、香りは水色の印象とは異なり薄くないです。

アッサムはインドの北東部アッサム地方の紅茶で、世界有数の降水量が誇る産地で作られています。

世界最大の紅茶産地として名高いアッサム平原が産地ですから、世界的に有名で知名度が高いといえます。

アッサムの歴史は1823年に交易開拓で訪れたイギリス人により、野生茶樹が発見されたのがルーツです。

19世紀初頭頃まで茶は東アジアに限定される作物だと思われていましたが、この発見によって茶栽培の歴史が変わることになります。
水色は色の濃い茶褐色で、コクがあることからミルクと組み合わせて飲むのが一般的です。

マサラチャイを知ると紅茶の奥深さが分かり、改めてインドの紅茶の歴史というものが楽しめます。

マサラチャイとは煮出して作られるミルクティーのチャイに、スパイスを加えて作られる飲み物です。

よく使われる代表的なスパイスには、世界最古のスパイスとされるシナモンや刺激が魅力的なコショウ、爽やかに仕上がるしょうがが挙げられます。
日本でも広く知られるようになったコリアンダーもスパイスの1つで、カルダモンやクローブなどもマサラチャイに使われます。

ダージリンはストレート、アッサムはミルクティーに最適ですが、マサラチャイはミルクティーの可能性を広げる楽しみ方としておすすめです。

煮出して作るマサラチャイは、味の濃さだけでなく香りも濃くなるので、茶葉の個性や魅力が濃厚な紅茶として味わえます。

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