紅茶の種類「ニルギリ」

ニルギリの紅茶の多くは茶葉をカットしたBOPサイズが主流となっていますが茶葉をそのまま加工したOPやC.T.Cの茶葉もあります。  

目次

 
  1. ニルギリとは?
  2. ニルギリの歴史
  3. ニルギリの特徴
  4. ニルギリ紅茶の効能
  5. ニルギリの味
  6. ニルギリ紅茶の旬
  7. ニルギリ紅茶のオススメの飲み方
  8. ニルギリ紅茶のまとめ
 

1.ニルギリとは?


ニルギリはインド南部のニルギリ高原で生産されている紅茶です。「ニルギリ」は現地の言葉で「青い山」を意味します。通年通して栽培ができるので生産量も多く、世界中で親しまれている紅茶です。

インドの三大紅茶の「ニルギリ」はダージリンやアッサムと並びます。ダージリンは高原で育ち、香り高い紅茶で茶葉を摘む季節によって味わいが変わります。

アッサムはC.T.C製法で茶葉を加工することが多く、コクがあり渋みも強く、香り豊かでミルクティーに向いた紅茶です。それに対して、ニルギリはオーソドックスでクセのない紅茶です。

約2〜3ミリのブロークン・オレンジ・ペコー(BOP)という葉の大きさに加工されることが多く、爽やかな香りと優しい味わいがあります。水色は明るく鮮やかなオレンジ色で、バランスがよく香りと味を楽しむことができる紅茶です。バリエーションも豊富で、飲みやすい紅茶として親しまれています。
 

2.ニルギリの歴史

紅茶好きといえばイギリス人を思い浮かべる方も多いと思います。それは、18世紀後半、イギリスが植民地として支配していたインド各地に中国産の紅茶の苗木を運び込み、植え付けが行われたことに由来します。しかし、最初はあまりうまくいきませんでした。
ニルギリ高原でも一度は失敗に終わりましたが、その後アッサム種の植え付けが成功し、ニルギリ紅茶はこの熱帯産アッサム種と温帯の中国種の混合として誕生しました。
 

3.ニルギリ紅茶の特徴

ニルギリはセイロンティーに似た味と言われていますが、フルーティーで爽やかな味わいが特徴です。紅茶の渋みやクセが苦手な方でも、すっきりとした飲み口で飲みやすいとされています。
 
ニルギリ地方の茶園は「標高600m以下の低地産」「標高600〜1200mの中地産」「標高1200m以上の高地産」の3つに分類されており、産地によって味や香りも違ってきます。
 
特に標高が最も高い高地産の茶葉は、柑橘系のフルーティーな味や香りが特徴で、高品質な紅茶として親しまれています。
 
ニルギリ丘陵の適度な冷気や熱帯の気候の中で育まれた茶葉には「風味」が濃縮され、万人受けする高品質な紅茶となっています。
 

4.ニルギリ紅茶の効能

紅茶はアンチエイジングの観点から非常に効果があるとされており、紅茶には「紅茶ポリフェノール」という物質が豊富に含まれていて、抗酸化作用があり体を錆にくくしてくれ若さを保つ効果があります。シミの原因であるメラニン色素を防いだり、美白成分もあると言われています。近年は虫歯や歯石の予防もできると言われています。
 
生活習慣予防としても抗酸化作用のある「紅茶ポリフェノール」によって体の活性酸素の働きを抑えてくれる効果があります。エナジードリンクみたいに糖分の塊で構成されている飲み物と違って、血管細胞の弾力性を維持し丈夫に保つ働きがあります。生活習慣病の要素である「脂質異常症」「高血圧」「糖尿病」「ガン」「脳卒中」などの予防にも役立ちます。
 
 

5.ニルギリ紅茶の味

ニルギリはクセが少なくスッキリした味の紅茶です。上質な物だと柑橘系のフルーツティーのような香りがあります。紅茶が苦手な方でも飲んでいただける種類になると思います。
渋みは穏やかでフルーティーな香りが特徴です。スッキリしているので万人受けの紅茶です
 

6.ニルギリ紅茶の旬

ニルギリは通年通して採取可能な茶葉なのですが、ニルギリ紅茶の旬は12〜2月の冬です。この時期に収穫されるニルギリ茶葉は「ウィンターティー」として呼ばれ、季節風による冷たく乾燥した風によって茶葉がゆっくりと成長してくれます。それによって風味が凝縮されるので柑橘系のような爽やかな香りと甘みをもった高品質な紅茶になるのです。
 

7.ニルギリ紅茶のオススメの飲み方

ニルギリの特性である甘み豊かで渋みが少ないのを活かしてストレーティーでもいいですし、レモンティーも適しています。淹れたてのお茶に薄いスライスレモンをいれて、3回ほどかき混ぜて取り出したレモンティーもまた爽やかでもう1杯飲みたくなるほど飲みやすいです。ニルギリ紅茶は果物との相性がとても良いので季節のフルーツを適当にスライスして、淹れたてのニルギリ茶に加えたフルーツティーなんていかがでしょうか。
 
 

8.ニルギリ紅茶のまとめ

 
他の紅茶と比べてしまうと「シンプル」「特徴が少ない」と思われがちですが、シンプルだからこそ、フルーツを入れることで違う特性を引き出すポテンシャルがある茶葉と言えます。
レモンティーはもちろん様々な旬のフルーツやドライフルーツを上手に組み合わせる事でニルギリ紅茶を楽しめればと思います。
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