今回ご紹介する紅茶は「アッサム」という紅茶です。

 
北東インドのブラマプトラ河の両岸に広がるアッサム平原は、世界有数の雨量の多い土地であり、世界最大の紅茶産地で、アッサム地方で採れる紅茶を「アッサム」と呼びます。
4〜5月に摘まれるファーストフラッシュから11月までの間が生産期となります。6〜7月のセカンドフラッシュがアッサム特有のコクと濃い水色をもち、最良品となります。
香りは甘く、ミルクティーによく合う紅茶ですので、特徴や飲み方についてご紹介いたします。
 
 

 

目次

 
  1. アッサム紅茶の基本情報
  2. アッサム紅茶の特徴
  3. アッサム紅茶の効能
  4. アッサム紅茶の味
  5. アッサム紅茶の茶葉の特徴
  6. アッサム紅茶のおすすめの飲み方
  7. アッサム紅茶のおいしい入れ方
 

1.アッサム紅茶の基本情報

 
紅茶産地:インド北東部
収穫時期:3月〜12月
クオリティーシーズン:3月〜6月、10月
 

2.アッサム茶葉の特徴

主な飲み方はミルクティーがオススメ、ストレートアイスティーには向いていない。
収穫シーズン3月〜11月、おいしくなる時期4月中旬〜6月頃に美味しい茶葉が収穫される。
 

3.アッサム紅茶の効能

紅茶には様々な成分が含まれており、インフルの予防から身体にとって良い効果が期待できる紅茶協会でも言われています。
参考URL:https://www.tea-a.gr.jp/labo/topics/topics01.html
 
アッサムは他の紅茶と比べるとタンニンの含有量が1.5倍近くあり、美肌効果やデトックスにはタンニンと言われています。そのほかにも整腸作用があるとされています。
 
アッサム茶葉には「アッサムサポニン」という成分があります。
分かりやすく言うと、紅茶の渋みや苦みの元となるタンニンと同じ成分の事です。このアッサムサポニンは血流の改善や体内の活性酸素を減らすとされています。
 
生活習慣病の予防として紅茶を飲む事は非常に好ましく、血液をサラサラにしてくれて悪玉コレステロールに働きかけてくれる作用がありますし、食後に飲むのは非常に好ましいです。
 
美肌効果もあり、血液もサラサラにしてくれて体内体外嬉しい効果がある紅茶です。
 
 

4.アッサム紅茶の味

芳醇で甘い香りが特徴。しっかりとした濃厚なコクにまろやかな渋みを感じる事が出来ます。水色は深みのある赤褐色で綺麗な色をしています。
アッサムには、春摘、夏摘、秋摘の3クオリティーシーズンがあるので、収穫の季節によって味にも違いがあります。
 

・ファーストフラッシュ(春摘み)

3〜4月に生産される紅茶になります。
渋みを感じる事なく、あっさりとした軽い味わいが特徴です。水色は明るく、水色は明るく、爽やかな香りです。軽いのでストレートで頂くのも悪くないです。
 

・セカンドフラッシュ(夏摘み)

5〜6月に収穫されるアッサム紅茶には「モルティーフレーバー」と呼ばれます。
奥深い芳醇な香りを楽しめます。人によっては少しスモーキー感がありますが、濃厚で力強いコクが最大の特徴です。この時期のアッサム茶を好む方は多く、ぜひミルクティーで味わっていただきたいです。
 

・オータムナル(秋摘み)

10月頃に生産される紅茶です。時期も遅いので、味に深みがあり、重厚なコク、渋みのバランスも良く、後味はさわやかに楽しめます。水色は明るく、バラ色の褐色です。
ストレートでもミルクティーどちらでも美味しく頂けます。 
 
 
 

5.アッサム茶葉の特徴

アッサム茶葉の9割がC.T.C.製法で作られています。イギリス人が開拓した地方で国民の9割がミルクティーを飲むお国柄です。C.T.C製法でミルクティー向きに仕上げられているのが特徴です。残り1割がオーソドックス製法となっています。
 
オーソドックス製法とは人手による伝統的な製法を機械で忠実に再現した方法であり、ダージリンはこの製法が主流となっています。
 
ここで製法の違いについて少し解説いたします。
 

【CTC製法】

CRUSH(つぶす)、TEAR(引き裂く)、CURL(丸める)という工程の製法であり、細かい粒状の茶葉にします。
CTC製法の茶葉は成分が抽出しやすいため、ティーバッグ用やブレンド用として最適な方法です。
主に、ミルクティー、インド国内ですと「チャイ」として風味を味わえる茶葉としても飲まれています。
 

【オーソドックス製法】

オーソドックス製法は上質なものが収穫された場合のみ作られ、ごくわずかです。その場合には「アッサム」の魅力を存分に味わえるストレートでいただいて、他の紅茶と比較してみてください。
 

6.アッサム紅茶のおすすめの飲み方



アッサムティーはミルクティーで飲んでいただくのがオススメです。ストレートアイスティーは発酵が深いためコクを強く感じるので、ミルクティーが飲みやすいでしょう。
 
ただ、ファーストフラッシュでならストレートも悪くありません。
 
ファーストフラッシュはストレート、セカンドフラッシュならならミルクティーという時期によって変えるのがオススメです。
 
 

7.アッサム紅茶のおいしい入れ方

【ティーバッグのアッサム紅茶の場合】
ストレートなら蒸らし時間は1分
ミルクティーなら、蒸らし時間は2分
 
がおすすめの蒸らし時間です。
 

【CTCのアッサム紅茶の場合】

小さいティーポット(300ml程度)なら2杯分飲めるので茶葉の量は小さじ2杯(6g)がオススメです。
 
蒸らし時間はストレートなら1分半、ミルクティーなら3分がオススメです。
 
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